院内感染防止対策

歯科・かずクリニックでは院内感染対策マニュアルを策定し、感染防止対策を行っています。

 

1.手指衛生
 1-1 個々の患者の治療前後に石鹸と流水による手洗いを行い、完全に乾いてから使い捨ての手袋を着用する。
 1-2 または、アルコールベースの速乾性擦り込み式手指消毒剤による手擦りを行い、手が乾いてから使い捨ての手袋を着用する。
2.手袋
 2-1 診療時には使い捨て手袋を着用する。
 2-2 使い捨て手袋は患者ごとに必ず交換する。
 2-3 清潔でない周囲環境に触れた際には手袋を交換する。
3. 個人的防護用具
 3-1 血液・体液が飛び散る可能性がある場合は、マスク、目の防護具、手袋、その他の防護用具を着用する。
4. 医用器具・器材の洗浄、消毒、滅菌
 4-1 滅菌物の保管は、汚染が起こらないよう注意する。汚染が認められたときは、廃棄、あるいは再滅菌する。使用の際は、安全保存期間を厳守する。
 4-2 使用済み器具や血液のついた綿、ガーゼ、抜去歯牙、また印象物などは、直接手を触れないよう容器などに入れ消毒コーナーへ安全に搬送する。
 4-3 十分な洗浄後、加熱可能な器具は滅菌器で滅菌を行い、加熱不可能な器具類は薬液(グルタール製剤または塩素系製剤)にて消毒する。
 4-4 タービンヘッドは治療終了後に10~40秒間空ふかしを行い、患者ごとに滅菌する。
 4-5 注射針は針刺し事故に注意し、必要な場合は専用器具の使用等を考慮する。
 4-6 観血処置で使用したメス、へーベル、縫合針、リーマーなど使用済み器具は器具入れに入れて手に触れないようにする。
5. リネン類
 5-1 共有するリネン類(タオル等)は患者ごとに交換し、消毒後に再使用する。
6.ディスポーザブル
 6-1 コップ、エプロン、麻酔針は患者ごとに使い捨てとする。
7.感染症発症時の対応
 7-1 個々の感染症例は、専門医に相談しつつ対応する。
 7-2 感染症患者の歯科治療に際しては、周辺への感染の拡大を防止しつつ、適切に対応する。
 7-3 集団発生あるいは異常発生が考えられるときは、保健所と連絡を密にして対応する。
8. 医療施設の環境整備
 7-1 床、テーブルなどは汚染除去を目的とした防塵清掃または湿式清掃を行う。
 7-2 手指が頻繁に触れる部位は、一日一回以上の水拭き清拭または消毒薬(界面活性剤、アルコールなど)による清拭消毒を実施する。
 7-3 窓をあけて1日に数回換気をする。
8. 歯科技工関連
 8-1 口腔内から撤去した印象の処理操作は手袋を着用して行う。
 8-2 印象採得後、直ちに水洗し、次亜塩素酸ナトリウム水溶液等を使用し、印象物の変形がないよう気を付けて消毒する。